【車DIY】交換したのか…俺以外のブレーキパッドに…
あけましておめでとうございます
わたくし,トモルブログ開設者の後輩で,普段ぷーりん大統領という名のもとネットをうろついていますが,名乗るほどのものではございません。
いきなりですがこいつは俺の相棒のピ〇チュウ!が若々しさを失い定年して縁側でお茶をすすってそうな色合いの三菱ekワゴン(2005年製,MT)です。
もう1年近く乗ってます。中古で18万でした。
もう15,6歳のご老体ですが,3→2速が入らなかったり,先日エアコンが死んだり,ドアを開け閉めするごとに何かしらのピンが吹っ飛んだり,エアコンに走行トルク持ってかれて夏場は加速できずに登坂車線のトラックにバンバン追い抜かれたりするくらいで,まだまだバリバリ元気です!
しかし年には逆らえないところがあるのも事実です。
半年以上前,コンビニの縁石によるカウンターをくらってタイヤが起爆したとき,タイヤ交換をしてもらったガソスタの整備士ニキに
「パッドwwwwブレーキのパッドwwwwwwwwwwwざぁこざぁこ♡残りしろ少なすぎ♡早く交換しろ♡」
と言われてしまったわけです。
これまでいろんなことには目をつむって来ましたが,さすがにブレーキは目をつむるわけにはいきません。死にます。
ですが月々の保険代,自動車税,推しのライブチケットとそのグッズ,コンビニの新作スイーツ購入などなどの出費がたくさんの学生が,半端なバイトお賃金でブレーキパッド交換代15000円なんてポンと出せるでしょうか??いや,出せまい。
「俺の愛車くらい,俺が直したる!!」
___わたくしはこうして決意したのですわ。(半年前に)
というわけでやっとブレーキパッド交換です。
用意するのはこちら。
☆初秋のブレーキパッド交換~ブレーキ点検を添えて~(材料は1台前)
- ブレーキパッド・・・4枚(NAの軽ゆえ)
- 14mm眼鏡レンチ・・・ひとつかみ
- クロスレンチ・・・ふたつかみ
- ブレーキクリーナー・・・800mlくらい
- ブレーキグリース・・・5g
- 輪留め・・・1組
- 車載ジャッキ・・・1個
- クランプ・・・1個
- 注射器(60ml)・・・1個
- 車への愛・・・大さじ5
- 重要保安部品に手を染める覚悟・・・小さじ1
まずジャッキアップのためにジャッキアップする箇所の対角上のタイヤを輪留めします。もう逃がさないぜ。
ではホイールナットを緩めちゃいます。
適当な整備場でタイヤ交換系をしてもらったあとだとナットの固さが爆発してます。じつは1番きついかもしれません。わたくしは手の平のマメが爆発しました。
あと車載レンチは全然力入らないのでくそです。まじで悔い改めてほしいもの優勝候補に選べるくらいにくそです。クロスレンチは正義。車載レンチは所詮車載ジャッキのハンドルにしかなれません。あいつはそういうやつなんです。
ほいでもってジャッキゥアップ(ねっとり)です。
ナットを完全にもいであられもない姿に・・・
へっへっへ,なかなかええ足回りしとんやないの・・・
ハンドル切ると作業がしやすいのでこっち側へ全開でございます。
本日のメインディッシュのブレーキパッドは,このキャリパーにサンドウィッチマンされてます。
ローターはさびさびのわびさびですけど,きれいに当たってるし,傷や異様な削れもないので交換はお見送り。いつかやりますきっとたぶん。
てなわけで,キャリパーのボルトをふんっ!!!と外してえいや!!と持ち上げるようにオープン。
すっごいさびとよごれですわ!
年数を考えるとパッドのすり減りなんかより,キャリパーのスライド部品の固着という地獄が懸念されますけど,ほんとこの車優秀なのでそういったところは全く問題なかったです。大好きだよekワゴンちゃん。
…まあ削れてるけど…やばいほどではないのでは…??
わたくしの中でガソスタの整備士ニキへの疑念がわき始めます。
ブレーキパッドにつける「シム」というパーツを美しく,匠の手(クリーナー)によって生まれ変わらせます。
新パッドをつける前に,すり減った旧パッドに合わせ飛び出してしまった哀れなピストンを優しい聖母のような心をもって元の場所まで戻してやります。
やりました。
開口幅全然足りません。だれやこれ買うて来たやつ!!!わしじゃ!!!!
急遽第二の愛車で近くのホームセンターへ
わーい!くらんぷいっぱ~い!!
くそでかクランプちゃんをお持ち帰りしてピストン戻すぜ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~の前に!!
ピストン部はブレーキフルードが充填されてるのでそれがピストンを戻すことで逆流,最悪溢れます。
きちんとお注射しましょう。
ふと見た地面にまた何かのピンが落ちてました。どこからやってきたんだい?
ピストンをツラ位置まで引っ込めます。ここも固着はないみたいでほんまよかった。
ちなみにクランプふつうにあてると,片側だけに荷重がかかるし,ピストンという精度の鬼みたいな部品が傷つくとアレなので,いらなくなったパッドをクッションと分圧の目的で使いました。旧パッドに休息の余地はありません。
各部品とキャリパーの接触部に新しいグリースを塗ーりすします。
このときにボルト(スライド部)の古いグリースをふき取って,新しいグリースを与えてやりましょう。わたくしはやさしいので。
ボルトを締めて…
ヨシ!!
適正トルク,対角締め,ホイールナット向きに気を付けてシンデレラのガラスの靴のごとく,タイヤをはかせていきます。
反対側も同じ事したら,最後にブレーキをふみふみします。
ピストンが元の位置に戻った今,我々には暴走する車を止めるすべはありません。死,あるのみです。
そうならないようにブレーキピストンがブレーキパッドにあたるまでペダル踏みます。車が踏まれることに快感を覚えだしたら,この工程はOKです。
踏みしろが出たら,最後にお注射したブレーキフルードを再度MAXまで注入します。
ブレーキフルードかなり余ったあたり,なんだかんだ結構パッド減ってピストン飛び出てたんですね。
ガソスタの整備士ニキ,疑ってごめんよ…
こうしてわたくしの相棒は新しい自分へと生まれ変わることができ,世界の平和は保たれました。
結局工具をそろえるとこからだったのもあって,依頼した時と大差ないくらいの経費が掛かった気がしますが,気のせいだと思います。
以上長くなりましたがブレーキパッド交換のレポート,ご覧いただきありがとうございました!!